設定とまではいきませんが、私のこの話における登場人物のイメージ・書き方などを。
ハーロック | とにかくひたすら格好よく、を目指しています。ちょっとアマランスに出番を取られてます。子供時代はかなり困った少年だったようですが、その付近はほとんど採用してません。イメージとしては、特にマゾーン編原作+映画「わが青春のアルカディア」に出てくるハーロックです。映画のクライマックス付近で敵を賞賛して「昔の地球には、ああいう男が沢山いた」と言うシーンがありますが、あれが根本的なイメージかも。 |
アマランス | 予定以上に真面目になってしまいました。もう少し明るいキャラにすればよかったかなあと思っています。でもまあ、話の筋が違う方向に行ったので仕方ないと言えば仕方ないですが。心理描写としては、特にエメラルダスが出てきてから、旧999(プロメシュームが生きていた頃)のメーテルを意識するようになりました。 後、途中から敬称が「様」から「殿下」に変わってますが、これは主にアスターの影響です、はい。 |
エメラルダス&トチロー | エメラルダスは取りあえず999の映画に出てきたイメージ中心で、完全に独立した女性として書いてます。アマランスの目標となる女性、でしょうか。トチローも基本的には999の映画なんですが、ニーベルングの影響もあってちょっと茶目っ気出してます。それと「ハーロックは昔はもっと朗らかだった。もっとよく笑った」という原作のミーメの台詞が印象に残っていて、多分昔はこういう悪戯もやったんじゃなかろうかと。 |
有紀 螢 | こちらは原作のイメージで、やはり大人の女性として。と言ってもエメラルダスが「映画やドラマで出てくるヒロイン」とすれば、こちらは「スーツを着こなしてばりばりに仕事をしている現実のキャリアウーマン」というイメージです。 エメラルダスにはなれないけど、彼女なら努力すればなれるかも知れない、という風な意味合いです。 |
ミーメ | 当初はアマランスの世話をハーロックに頼まれていた、ように思います。いろいろアマランスに言ってますし。「ニーベルング」関係もあって、設定として一番変わったのが彼女でしょう。特にマゾーンとの関係について、かなり言い回しを変えてます。ただ、性格はそんなに変えていないつもりです。 |
ヤッタラン&魔地&ドクターゼロ&マスさん | コメディ担当。というか上の方が余りにもマジメ路線を走っているので、出番が余りないです。一緒に飲んで騒いだらそれなりに楽しいと思うんですが、そういうシーンが余りなくて。原作だとちょっとしたシーンで一コマずつ出てくるんですが、小説でそれをやると不自然になるような気が…。もう少し出したい、というか出したかったです、はい。 |
台羽 正 | アマランスが出てきて、一番割を食ったのが多分彼です。原作では重要キャラの一人として書かれていましたが、この話では余り目立った活躍はしていません。 原作の描写では、父親を目の前で殺されたにしては、どうもマゾーンに対する敵意が弱い(それだけ地球人の堕落がひどい、とも言えますが)ような気がして、ちょっと戦いの中心には持って来づらかったんです。 |
ヒドランゲア | イメージとしては、ちょっとうるさい子守役でしょうか。ハーロックのことは、別に個人的に嫌っているわけでもないつもりです。あくまでもアマランスに忠誠を尽くす余り、彼女を人質扱いした上に危険な目に遭わせようとする(本人はそんなつもりは毛頭ないですが)ハーロックと対立する。熱血肌の忠臣ですね。頭はかなりいいはずです。 |
ラフレシア | アマランスとの対比上、「弱肉強食主義者」にしてしまいました。実際、二人ともそれぞれ言い分があって、どちらが最終的に正しかったかはその時やその後の情勢をもとに後世の人々が判断するしかないと思います。だから巻物でああいうことを書いたんですけども。 |
アスター | 役柄としては、参謀役ですかね。科学者の理想像的なものをイメージして書いてます。自分の開発した技術が危険だと分かれば封印する。権力者にも媚びへつらわない。王の養成に科学者の手がいるマゾーンだから存在しうるとも言えますが、SFなどに出てくるのは変な科学者が多いので、こういう「天才でまとも」なキャラがいてもいいのではなかろうかと。 |