ぶっちゃけた話 2

 斎藤 一(藤田五郎)

 彼の正義についての意見は別のところで書いたので、ここでは少しくだけた話を。

 この話では、洋子の師匠兼上司。話が進めば別の面も加わりますが、取りあえず今はここまでにします。一応「るろうに剣心」の斎藤一の若い頃という設定(京都編までは)。

 

 ・・・思いっきりぶっちゃけた話をしますと、彼は「美形でもないのに私が好きになった最初のキャラ」です(激爆)。いや、それ以前に好きになったキャラってのは、みんなある程度の美男子で(ハーロックしかり、『聖闘士星矢』の一輝しかり、『銀河英雄伝説』のロイエンタールしかり、蒼紫しかり)、彼みたいに「思いっきりの悪人面」はいませんでした、はい。それ以前に孤高のキャラが好きなのは事実なんですが、結構顔にもこだわっていたはずが・・・まあ必ずしも面食いでないことだけは証明されて良かったです(<何じゃそりゃ>自分(爆))。某掲示板で書いた「個人的には悪人面に意味がある」というのはこういう意味で、哲学も何もありません(笑)。

 基本的に正義で孤高で誇り高くて自分の信念(戦う理由)が明確、という面においては、ある意味で一番徹底していたように思います。なくなった組織(新撰組)の生き残りという設定も効いてますが、とにかくこの男は自分の部下やら仲間やら兄弟やらに束縛されない(奥さんもいざとなったら捨てそうな気がする)。上司にも傲岸不遜だし、敵に対する強さも圧倒もの(出番が少ないのはそのためか?)。こうなると悪人面でさえ格好いい(自爆)。

 自分がこうありたいキャラ、ですね。或いはこういうキャラなら我慢して待てる、とでも言いますか。客観的に見て、「実際に結婚して共同生活を送りたいキャラ」かどうかは大いに疑問です。時尾さんとの結婚生活、空想ですが妻の方がギャアギャア言うのを斎藤が聞き流して成り立ってるんじゃないでしょうか。「この阿呆が、少しは分かれ」とか何とか思いつつ。

 

 この話では、普段は暴力教師兼陰険上司に成り下がってますが、しめるところはビシッとしめるように心がけてます。相手が子供なので、多少情けなくなるのは勘弁して下さい。

 洋子のところでも少し書きましたが、この二人のやり取りのモチーフは剣心と比古とのやり取りで、彼の「阿呆」は比古の「バカ弟子」に相当します。語韻的に「アホ弟子」などはちょっと間が抜けるので、不採用。斎藤はやっぱり「阿呆」でないと。

 剣術としては「力」を意識してます。特に洋子が女である都合上、「技」を意識せざるを得ないので、対照上。牙突零式は斎藤の専売特許にするつもりです。洋子は見たことはあるけど使えない、と。上体の挺条のみを使って繰り出して、あれだけの破壊力はそうそう出ません。男だから使える技ということにします。

 あとはマンガのイメージを崩さないようにすること(<洋子との会話では崩しまくってるけど(爆))。「るろ剣の同人誌」ですから。

 

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