ぶっちゃけた話 3

 

 沖田総司

 基本的に「燃えよ剣」の沖田です、彼は。

 洋子にとって愚痴聞き役ですから、それなりの性格にしておこうと思いまして。

 

 彼については語り尽くされた観もありますので、ここではこの話に絞って。

 基本的に、洋子を試衛館に連れてきたのは彼です。その後色々あって、斎藤との共同保護になるわけですが、沖田は妹のように彼女を扱っています。だから時々、高圧的な態度に出ている斎藤に不満を言ったり洋子の不満を代弁してやったりするんですが、斎藤は聞く耳を持ちません。逆に鋭い指摘を受けて、沖田の方が引き下がることもしばしばです。

 私は感覚で話を進める方なので、役柄などを明確な形で意識することは殆どないです。意識すると対象の幅が狭まってしまうように感じるので。ただこうして書いてみると、結構斎藤の引き立て役してますね。・・・沖田ファンの人、御免なさい!

 

 沖田、確かに強いだろうとは思います。ただ、どうも血と汗と泥の混じった、戦場のあの匂いがしないんですよ、彼は。斎藤とは違った意味であっさり勝っていそうで、戦闘シーンを書く意欲が起きない、戦っているシーンがなかなか感覚的に浮かばないタイプなんです。斎藤みたいに毒舌(というかあのキメ台詞の数々)も言わないだろうし。剣心の方がまだ戦闘シーンの書きがいがあります。技の面で見せ場がありますから。と言うわけで、多分今後も彼の戦闘シーンは余り書かないでしょう。特に肺結核の問題もありますし。

 

 ところで、「沖田総司=肺結核」って事で、妙に長州藩の高杉晋作を連想してしまう人間は私だけでしょうか? 更に言うと武田信玄まで連想してしまう人・・・。

 私だけじゃないと思うけどなあ・・・。

 

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