ぶっちゃけた話 1の追加 2

Special Thanks to "sakura + isana"

*オリキャラさんに50の質問*

最初に断っておきますが、時期は「分離」前です。つまり和解前。後、質問の趣旨を変えない範囲で用語を追加しているものがあります(特にカタカナ語関係)。
質問者はそうむらさきです。場所は屯所。中盤で乱入してくる人がいますので、それ以降は構成が大きく変わります。
全体を通して、発言者が指定されてないのは洋子の単独発言です。

質問一、 あなたの名前は?

(小声で)これは・・・本名ですか、それとも今の名前? え、両方? ・・・畠山静と天木洋子、あと隊士としては天城洋、ですね。はい。

質問二、 名前の由来はなんですか?

本名は多分・・・立派なお姫様になるようにってことだと思います。生まれが生まれでしたから。天木洋子ってのは売られた後で便宜上そう呼ばれてただけで・・・天城洋ってのは新撰組に入るときに武士らしくってんで姓の漢字を立派にして、洋子は女の名前だからって洋になったんです。

質問三、 家族構成は?

一応生まれたときは父親と実の母親、名義上の母、あと乳母と・・・その乳母の子供がいました。今は身元保証人の近藤さんと土方さん、拾ってきてくれた沖田さん、師匠の斎藤さん、試衛館で居候だったみんな・・・あと同居してるお夢かな、家族って言えるのは。

質問四、 性別、生年月日、出身は?

女で、生まれたのは嘉永三年で、確か弥生で・・・細かい日はちょっとよく分かりません。親に聞いてないので。でも登録してあるのは師走の三日なんですよね。何の日だったっけ・・・斎藤さんに弟子入り──正式には未だにしてないですけど、とにかくそういう日で。出身は江戸です。

質問五、 身体的特徴を教えて下さい。

短身痩躯。でも女としては平均くらいかな。

質問六、 あなたの一人称/二人称/三人称は?

一人称は私ですけど、二人称、三人称は人と場合でそれぞれ・・・君とかお前とか貴様とかあいつとか。「この阿呆」と「あの阿呆」で使い分けてる人もいますからね。やめて欲しいんですけど、そこまでこだわってたらホントに会うたびに喧嘩しないといけないんで。

質問七、 趣味はなんですか?

読書。伊東先生と一緒にやる古典の講読関係かな。

質問八、 資格、特技は?

書道、短歌、俳諧作り。文学関係ですね。

質問九、 座右の銘は?

明日は明日の風が吹く。そう思わないとやってられませんから。

質問十、 自分の長所は?

我慢強いところ。そうでなかったら斎藤さんと足かけ六年も一緒に生活なんてやってませんって、ホントに。

質問十一、 自分の短所は?

すぐムキになってつっかかるところ・・・みたいですね。周りが言うには。

質問十二、 あなたの得意料理は?

料理? ・・・自分で作ったことないから分からないです。

質問十三、 好きな食べ物は?

ぬか漬けと、八つ橋と、お餅と、饅頭と・・・。甘いものが好きです。

質問十四、 嫌いな食べ物は?

豚肉。どうも苦手なんですよ、肉料理。近藤さんは平気で食べてますけど。

質問十五、 好きなことは?

趣味とは別に、ですか? ──寝ることかなあ。毎日疲れてるんで。

質問十六、 嫌いなことは?

斎藤さんと一緒にいること。

質問十七、 好きな人のタイプは?

穏やかで優しい人。殴ったり阿呆呼ばわりしたりしない人。

質問十八、 恋人はいますか? その人はどんな人?

片想い含めてならいますけど・・・つき合ってる人はいません。え、その人はって? 今言ったとおりの人ですよ。結婚してますけど。

質問十九、 神を信じますか?

信じてません。・・・あんまりいい思い出ないですからね。

質問二十、 今一番欲しいものは?

沖田さんの病気を治す薬か、薬以外の方法が書いてある本。あの人、ホントにこのままだと長くないと思うんで。

質問二十一、 あなたはアウトドア派? インドア派?

本当は、うちの中で大人しくしてる方が好きです。

質問二十二、 一日だけ誰かに変身できるとしたら、誰に変身して何をしますか。

そうですね・・・お妙さんに代わって貰って一日のんびり・・・

質問二十三、 文句を言いたい人に、今ここでぶちまけて下さい。

(辺りを見回して)いいんですかね、ここで言って。・・・斎藤さん、一回くらい地獄の底でも見てきたらどうですか? それとボカスカ叩くのやめてください。あと人の言うことにちゃんと耳を傾けて、直して欲しいって言ったことはちゃんと直す。これだけで・・(ボカッ!!!)
背後から竹刀で殴りつけた斎藤(以下斎):平隊士の指導もほっぽり出して、何やってるのかと思ったら人の悪口か、この阿呆。大体叩かれるのは自分のせいだろうが。それに阿呆の言うことをまともに聞く必要はない。
洋子(以下洋):だから地獄の底でも見てきたらどうですかと言ったんです。そしたら少しは反省して、私の言うことも聞いてくれるでしょうし。
斎:何でそこで俺が反省するんだ。
洋:だって、悪いことした人が報いを受ける場でしょう、地獄って。さい・・・(バキッ!!!)
斎:阿呆。俺でなくて貴様が悪い。何度言ったら分かるんだ、この阿呆は。
洋:それはこっちの台詞です! ホントにその台詞・・・(バゴッ!!!)
そうむらさき(以下そ):はい、喧嘩そこまで!!! 次の質問行きますよ、次!

質問二十四、 あなたのストレス・・・というか欲求不満の解消法は?

斎:お前にストレスなんてあるのか? 文句があればすぐ言うし、盾突くし、平隊士に当たるし。
洋:ありますよ。大体一番のストレスの原因が斎藤さんなんですからね。文句言ってもぶっ叩いてちっとも聞いてくれませんし。(バキッ!!)
斎:阿呆。貴様の言うことなんざ聞いてられるか。大体貴様の文句っても下らんことばっかりだろうが。
洋:下らんことなら聞いてくれてもいいじゃないですか! 何で聞いてくれないんです!?
(頭を抱えて)そ:あのう・・・肝心の解消法の方は・・・
洋:ないからこうやって喧嘩になるんです!
そ:(こりゃダメだ。喧嘩になる前に割り込もう、次から)

質問二十五、 今ハマっていることは?

うーんと・・・特にこれと言ってないです。はまってる時間もありませんし・・・

質問二十六、 今だから言える過去の恥ずかしい出来事をひとつ教えて下さい。

洋:ないです。
斎:言いたくないの間違いだろう、お前の場合。まあさすがにおねしょやら何やらは俺も聞いたことないが、試衛館にいた頃に一度食事抜いたら、俺の見てない間にこの阿呆が厨房に忍び込んで残飯あさって、ネズミか泥棒かってんで大騒ぎになったことがあったな。
洋:!! よ・・・よくもまあ・・・そんな六年近く前のことを・・・
斎:このせいで食事抜きがお前への罰として禁止になったんだ。忘れられるか。
洋:──その割に、この前斎藤さんの家に行ったとき・・・
斎:お妙におにぎり作ってもらって、屯所の自室でこっそり食べてた分際で抜かすな。俺が知らんとでも思ったか。
洋:・・・。

質問二十七、 今だから言える過去の犯罪行為をひとつ教えて下さい。

洋:犯罪行為ですか・・・そう言えば京都に来るまでの間に、人を斬ったことがありますね。
斎:ほう・・・
洋:なんか無我夢中で、気づいたら斬ってたって感じなんですけど。・・・左之助ちゃんと右喜ちゃん、元気にしてるかなあ・・・

質問二十八、 ボケですか? ツッコミですか?

洋:どっちだろう・・・というかボケもツッコミもやったことない・・・
斎:それ以前に、貴様が阿呆だから漫才呼ばわりされるんだ。まあどっちかというと・・・というか明らかにボケだな、お前は。
洋:──それ、阿呆と同義で使ってません?
斎:だからどうした。事実だろうが。

質問二十九、 お酒、強いですか?

洋:まあそこそこ。というか斎藤さん見てないといけないせいで、限界まで飲んだことないのでどの程度強いかよく分かりません。
斎:・・・そこで何故俺が出てくる。
洋:事実を言ったまでです。斎藤さん、一定量越えたら暴れるでしょう? 押さえてるの私なんですからね。覚えてないかも知れませんが。
斎:・・・。

質問三十、 自分の名前が辞書に載るとしたら、どんな説明文を付けますか? 簡潔に。

新撰組の剣術師範代兼三番隊伍長。こんなもんでしょう、多分。

質問三十一、 周囲の人にはおかしいと言われるけれど、自分では正しいと思っていることは?

洋:斎藤さんに文句を言うこと(バシッ!!)。
斎:さっきから全然懲りてないな、貴様は。
洋:斎藤さんが全て悪いのに、おかしいという人の方が理解できません。(ボカッ!!!)
そ:(しまった、油断した・・・)

質問三十二、 あなたの周囲で、一番変だと思うひとは? どこが変ですか?

洋:そりゃあ・・・皆さんそれぞれ変ですけど・・・
斎:変というか、妙なのは土方副長だな。時折部屋に一人で籠もりきりになって、何やってるのかさっぱり分からんことがある。
洋:確かにそうですね。

質問三十三、 これまでの人生で一番の自慢話をしてください。

洋:御庭番衆の一員に勝ったときのこと、ですかね。向こうは強かったんですよ。
斎:その程度で自慢するな、阿呆が。どっちもガキだったくせに。
洋:いいじゃないですか、別に。

質問三十四、 口説き文句をひとつどうぞ。

・・・特にないです。斎藤さんはえーっと・・・(バシッ!!!)

質問三十五、 プレゼント、贈り物を貰うなら、誰から何を貰いたいですか?

洋:ものじゃないですけど・・・一日くらい斎藤さんに何を言っても叩かれない日が欲しいです。
斎:阿呆。そもそもお前が素直に俺の言うことを聞いてれば叩かんのだ。
洋:だから、何を言ってもと言ったでしょう? 分かってないなあ、斎藤さんは。
斎:実際そうなりかけた時に、俺がおかしいとか言って裏でこそこそやってたのはどこのどいつだ、この阿呆。挙げ句の果てには暗殺現場までつけて来やがって。
洋:いきなりやられれば誰だってそうなります! 習慣化してるんですからね、ほとんど!
斎:習慣化?(鼻で笑って) だったら諦めろ。俺は変える気はない。

質問三十六、 服装にこだわりはありますか?

洋:特にないです。お夢は服に付いた血の色を抜くのにこだわってるみたいですけど。
斎:お妙もそれには妙にこだわってるな、確かに。どうせまたつくんだし、どうでもいいような気もするが。

質問三十七、 癒されるなぁと思う瞬間は?

伊東先生に古典を習ってるときと、家でお夢と一緒にいるときですね。

質問三十八、 あと三日で死ぬとしたら、どうしますか?

洋:・・・どうしますか? 斎藤さんだったら。
斎:俺に訊いてどうする。ってか何で死ぬかに寄るがな。
洋:というと?
斎:病気や天災で死ぬなら諦めるが、誰かに斬られるならその前に逆にそいつを斬る。お前もそれくらいのつもりでいろ。
洋:・・・分かりました。そうします。

質問三十九、 この世で一番大切なものは?

洋:斎藤さん以外の新撰組のみんなですね。(バキッ!!!)
斎:何で俺以外になるんだ、この阿呆。俺も含めてなら分かるが。
洋:斎藤さんが叩くからですよ(ボカッ!!!)。ホントにもうまた・・・
斎:阿呆。いい加減になれろ。

質問四十、 あなたの三種の神器は?

えーと・・・刀と制服と・・・あと右腕ですか、刀を振るう。

質問四十一、 これだけは誰にも負けないと言えるものは?

洋:斎藤さんに盾突いた回数(バキッ!!)と叩かれた回数(ボカッ!!!)。
斎:阿呆。そんなもん自慢するな。
洋:自慢も何も、単なる事実を言っただけですけど。

質問四十二、 尊敬している人、憧れてる人は?

沖田さんと鹿沼先生かなあ。

質問四十三、 生きてて良かったと思うのはどんなとき?

洋:────。
斎:おい、何か言え阿呆。いきなり黙り込むな。
洋:いや、マジでホントに何も思いつかないんですよ、いきなり訊かれても。
斎:(軽く舌打ちして)深刻に考えるな。普段生活してて楽しいこととか答えればいいんだ。
洋:それもまた違うような気がするんですが・・・。そっちの方面で行くと何でしょうね、美味しいご飯を食べてるときとか、平隊士の剣術が目に見えて上達したときとか。──うーん、やっぱりちょっと違うなあ・・・
斎:(少し苛立って)質問者、次行け次。
そ:いいんですか? この子、まだ考えてますよ?
斎:阿呆の考え休むに似たりだ。いいから先に行け。
そ:じゃあ、次に行きます。

質問四十四、 大きくなったら何になりたいですか?

うーん・・・何だろう。取りあえず女に戻りたいですねえ。片が付いたら。

質問四十五、 今一番の悩み事は?

洋:悩み事、ですか? うーん・・・
斎:今はない。俺が言うんだ、間違いない。
洋:よくそんなに簡単に断言できますね。他人のことなのに。
斎:あったらまず俺が気づく。貴様の精神状態くらいは一目で分かるんだ。単純だからな。
洋:・・・あ、悩み事、ありました!
そ:はい、何ですか?
洋:斎藤さんに私の言うことを聞かせるにはどうすればいいか!(バゴッ!!!)
斎:ったく、阿呆が。そもそも何で俺が貴様の言うことを聞かんといかんのだ。

質問四十六、 生まれ変わるなら何に(どんな人に)なりたい?

普通の生き方がしたいですね。そういう生き方が出来る人。

質問四十七、 あなたの理想の死に方は?

戦場で敵に斬られて死ぬか・・・でなかったら六十年後くらいに老衰で死にたいですね。

質問四十八、 あなたの野望は?

洋:斎藤さんに勝つこと!(バキッ!!!)
斎:阿呆。百年早い。
そ:(それ以前に、随分次元の低い野望だなあ・・・)

質問四十九、 自分を生み出した作者にひとこと。

洋:取りあえず、生んでくれたこと自体には感謝しますが、何も斎藤さんみたいな人と組み合わせなくてもいいでしょう。苦労してるんですからね、こっちは。
斎:「斎藤さんみたいな人」とはどういう意味だ、おい。
洋:(妙に力の入った口調で)別に、言葉通りの意味ですけど?(バゴッ!!!!)

質問五十、 最後に、読者の皆様にひとこと。

斎:・・・とまあ、こういうどうしようもない阿呆だが、取りあえず見届けてやってくれ。
(頭を押さえつつ起きる)洋:意外とこういう時は殊勝なんですね、斎藤さん。
斎:まあ半分以上俺が書きたくて書いてるようなもんだからな、作者は。
洋:そうなんですか? ちょっと信じられませんけど・・・って挨拶になってませんね。(深呼吸)まあ作者は「原作者の言う『十年後の幕末短編』まで続ける」なんて言ってますし、いつになったら書き終わるのか分かりませんけど、当分の間は見捨てないで下さい。よろしくお願いします。

そ:お二人とも、ご協力、どうもありがとうございました。

こんな感じになりました。お夢編も併せてどうぞ。

 

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